やりたくない音頭

雨。さむい。こんばんは、阿部なつきです。

 

あっという間に前回の更新から1週間。中学生くらいから、"やりたくないがやらなければならない"という状況がすごく苦手に感じる。学校の勉強はしたくなかったからあまりしなかったし、学校にいくこと自体、気分が乗るまで街中を歩いてから登校したりしていた。高校になっても勉強は相変わらずいやだった。受験勉強については、志望校の過去問を解くことだけは楽しかったので自発的にやっていたが、併願していた大学の分はやりたくなかったのでやらなかった(結果的に志望校には受かり、併願したところは落ちた)。部活についても、練習は友達と話せるから楽しいが、試合はつまらなかった。勝っても負けてもどうでもいいのに、時間はかかるしなんか責任追及はされるし全然楽しくなかった。

大学になるとこの悪癖は加速する。まずサークル。サークルでのリア充的な日々に憧れてはいたものの、いざ新歓にいってみると、自分の性格や対人スキルと全くそぐわないコミュニティに心折れてしまい、加入さえしなかった。次にバイト。全然働きたくなかったし、仕送りもあったうえ、親戚の会社で手伝いとして置いといてもらえたのでそれで満足した。これで、大学4年間で社会と関わる窓口はほとんど閉ざされ、ストレスフルな対人関係をすべて放り投げた上で自分の趣味(といっても洋服あさりぐらいだが)に没頭していた。講義をサボることなくきちんと4年で卒業できたのは、単に講義を聞くのが好きだったからに過ぎない。つまらないと感じた講義はちゃんと単位を落とした。親は教職をとることを望んだが、やりたくなかったのでやらなかった。そして就活が近づく。絶対に働きたくないし、社会に出ることなく死んでいきたいと強く望んでいたのだが、なかなか死ぬ勇気も出ず、卒業ギリギリになって拾ってもらったのがいまの会社である。

入社以来、労働に喜びや美学を感じたことはない。ただ嵐が過ぎるのを頭を抱えて待つだけだ。うっかり年月を重ね、うっかりそれなりの立場になってしまい、ただ頭を抱えているだけではすまないようになってしまった。やりたくない気分ではとても成し遂げられないような課題を押し付けられるようになってしまった。全然やりたくない。確かに業績は悪いが会社が存続できないようなレベルではないし、頑張ろうというモチベーションだけでどうにかなるような市況(円安、原材料高騰、物価高騰による消費の冷え込み)ではない。明日もきっと取引先に「俺の儲けが減りそうだから代わりにお前の儲けを削ってくれ」みたいな趣旨の電話をかけないとならない。はーいやだいやだ。ぜんぜんやりたくない。転職すると年収が下がりそうなことと、やりたい仕事もないのに転職するとろくな目に合わなそうだという予感だけが俺を今の会社に留めている。それにしても本当にやりたくない。"やりたくないがやらなければならない"というのが苦痛すぎるから、大好きなディズニーからも遠ざかったし、このブログも気が向いた時に書くことでギリギリ体裁を保っているわけである。

こういう時は、こんなふうにやりたくないという気持ちを書き連ねることと、twiceのダヒョンちゃんはあんなに大スターなのに今日も深夜1時まで仕事をしているということを支えにしている。はーやりたくない。やりたくなーーーーーーーい!!!!わーーーー!!!!