今年の散財記

晴れ。ここにきて気温が上がる。不快である。こんばんは、榮倉奈々です。

いよいよ年の瀬。俺は小売業なので明日と明後日だけ偶々休み、1/2から仕事スタートであるからして、年越しといえ浮かれきれない気分である。ところで、俺の趣味は散財なので、毎月たくさんお金を使っている。主な使い道はディズニー、洋服、アダルトビデオということで、形に残っているのは洋服がアダビデしかない。今年買ってよかったアダビデを紹介するのもナンなので、今年買ってよかった洋服を紹介したい。本来、こういうベストバイ的なものは椅子だのディフューザーだの便利グッズだのも交えつつやるものだと思うが、俺はそういう方面には全く金を使わない。

申し訳ないのだが、今日は仕事終わりのまま自宅にに帰らず地元に戻るので写真の用意がない。画像はイメージ写真である。

 

①クラークスのデザートブーツ

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メンズなら誰もが知ってる定番のシューズで、大学時代にブラックを履いていたのだが、今年、写真にあるサンドスエードを買った。この手のチャッカ丈のスエードシューズというの数多ある。前はトリッカーズのデザートブーツを履いていたのだが、コバが張りすぎていて、ボリューム感に負けてしまうことがあった。他方、サンダースのブリットチャッカは非常によく履いているのだが、色がダークブラウンで秋冬っぽすぎるので、春夏に軽やかに履けるベージュ系の方が欲しかった。そこで、大定番に還ってきたのだが、これが大正解。本当にバランスがいい。ぱっと見、ボリューム不足か?となりそうだが、その何気なさがうれしい。スタイルを選ばないし、オシャレすぎない雰囲気も好きだ。クラークスのデザートブーツを愛好しているおしゃれさんは多いが、俺が好きなのはデザイナーのアンディ・スペード。かの有名なケイト・スペードの旦那さんである。

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画像が荒くて申し訳ないが、ジーンズに適当に合わせてる感じがとてもかっこいい。そんなわけで改めて定番品はいいなと思った次第だ。

 

②OLD SOLDIERのキャップ

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キャップをよく被る。アイビーファッションによく合うからだ。あと俺は髪の毛のクセが強いのでジェルで固めないとボサボサになってしまうため、帽子は重宝するのだ。そんな中でこのold soldierのキャップだが、まず素材が柔らかいコットンなので季節を問わず被れるのがいい。あと浅めのつくりなので、ヒップホップ感を出さずに被ることができる。なによりいいのはその刺繍で、いかにもアメリカのお土産っぽいというか、垢抜けない感じが逆にいい!みたいな感じである。写真にのせたネイビーのものの他に、グリーンのコーデュロイのものも買った。日本ではまだあまり流通してないが、来年以降更に人気になってほしい。

 

タイメックスのキャンパー(旧モデル)

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これまた定番品。タイメックスといえばキャンパーであるが、現行のキャンパーは数年前にリニューアルしたモデルで、よりクラシックかつビンテージな雰囲気のミリタリーウォッチになっている。現行のスタイリッシュで男前な顔つきもいいが、俺はこの旧モデルの愛くるしい玩具のような雰囲気が好きである。廃番モデルなのでメルカリで買ったが、別にプレミア化しているわけではなく普通の値段で買える。ただし、単純に球数が少なくなっているので注意されたい。この旧モデルキャンパーは軽く、チープなところがいい。オシャレすぎず、とりあえず家にあるの着けてきました感があって。少し色の落ちたジーパンに洗いざらしボタンダウン、①のデザートブーツにこのキャンパーをつける、みたいな、アメリカのおじさんみたいな感じがいいです。

 

④古着のツイードジャケット

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写真は完全にイメージ。これを持ってるわけではないが、こんな感じのジャケットを3着持っている。いずれも古着とかメルカリで10000円前後くらいで買ったものだ。この3着のうち、2着は去年買った。きっかけは本当にたまたまで、下北沢の古着屋にかかっていたそれに一目惚れして買ってみたところ、ジーンズにも合うし、アイビー的な重ね着にもよく合う。手持ちの靴との相性もよかったので一気にファンになったのだ。あと、ツイードはウールでできているので、実は結構あったかい。暖冬続きの東京なら、セーターとツイードジャケットで乗り越えられる。今年買った3着目は、dunn&coというブランドの古着だ。古着業界にもちゃんとブランドがある。いまはなくなったが、その当時には確かにあり、素敵な洋服を作っていたブランドというのは時を超えて求められるのだ。たとえばこのdunn&coがそうだ。

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dunn&coは1887年にイギリスで創設され、1994年に幕を下ろした紳士服ブランドで、古着業界ではそのツイードジャケットに人気が集まっている。肉厚なウールと独特なチェックパターン、気品があり紳士の趣漂うジャケットである。かのアナトミカも、このブランドの名前を冠した「dunn jacket」というモデルを展開するほどである。↓

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実際のところ、dunn&coのジャケットは二つボタンもあるのだが、このくるみボタンに三つボタンのディテールがやはり象徴的でかっこいいと思う。これで3着となってツイードジャケットたちだが、スウェットと合わせたらセーターと合わせたらしながらよく着ている。

 

⑤アナトミカのスモールショルダーバッグ

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男のバッグの選択は非常に難しい。小さいバッグは特にだ。俺は、仕事の時はケルティーのミリタリー向けリュックを使っており、お出かけの時はエルエルビーンのトートバッグとか古着のヘルメットバッグを使っている。だけど、「リュックほど容量はいらないが、両手空けたいな」というシチュエーションへの回答を長く悩んでいた。オロビアンコ的なボディバッグは絶対に避けたいところだが、サコッシュだと容量心配、、、というのも俺は荷物が多い。スマホ、財布、スマホ中毒ゆえのバッテリー、汗っかきなのでタオル、鼻炎なのでポケットティッシュ、お水飲むの好きなのでペットボトルの水。これらを常に携帯しているので、それなりの容量が必要なのだ。リュックがダメなわけでないが、これらの荷物をこまめに取り出してはしまうため、背中に背負ってしまうリュックでは面倒なのだ。当座の策としてミステリーランチのヒップモンキーを使っていたが、ベルトが太すぎて嫌だった。そんなわけで巡り巡って買ったのがこのバッグ。アナトミカのものだが、元ネタはスイス軍がガスマスク入れに使っていたバッグである↓

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元ネタはコットンキャンバス生地にラバーコーティングをしたものだが、これは経年劣化によりコーティングが剥がれ、見た目が悪くなるため不採用。アナトミカのものは、MA-1やヘルメットバッグに使われるナイロンタフタを使っており扱いやすく経年劣化も少ない。ショルダーバッグというとなんか男らしくない感じだが、ミリタリー由来かつナイロンタフタ、シンプルなデザインでちょっと変わったアクセントとして機能するような気がしている。なによりショルダーバッグなので開け閉めや荷物の取り出しが簡単。

 

意外と長くなってしまったな。とりあえず今年買ってよかったのはこんなところ。書いてみると楽しいな。Bye〜