レンタルビデオショップの名前→ヤマサ

晴れ、涼しくなってきた。こんばんは、高畑充希です。

今日も忙しい。ろくなもんじゃない。

Tシャツやプルパーカーに、ピタピタのストレッチパンツ、足元は原色のスニーカーやスライドサンダル、みたいなコーデよくみる。あれはここ何年かで出てきた新しいファッションだと思う。呼称がわからないのだが、エグザイル系とかググると近いものは出てくる。下敷きにあるのは、恐らくB-BOYとお兄系なのだと思う。エグザイル系(仮称)の登場にあわせて、これら二つの属性が消えていったように感じている。いまやダボダボジーンズにティンバーランドニューエラの斜めかぶりなんて誰もやってない。渋谷にある老舗ヒップホップ系セレクトショップの店員も、こないだ近くを通ったらジャストサイズのスタイリングになっていた。B-BOYとお兄系はシルエット的には相反するようだが、たぶん根底に同じ根を持つカルチャーなように感じている(いまから20年前、地元秋田のレンタルビデオショップで、ダボダボのデブお兄ちゃんとガリガリホスト兄ちゃんがふたりでビデオを物色していたのを見たのが唯一の理由だが)。アウトドアやアスレジャーの台頭を具象として、ウェルネス、ヘルシーといった「快活さ」「健やかさ」ひいては「正しさ」が、ある種のカウンターカルチャーとして機能し始めたのと、上記のようなファッションの収斂はパラレルになっているように思われる。あわせて、ゴスロリとか、セシルみたいなギャル系とかの衰退も概ねここ10年くらいで起こっていることなようにも感じるし、単にいちファッショントレンドの終焉と言うよりは、時代精神の反映なように思われるのだ。

それはそうと、あれださいよね。かっこよくない。高円寺で古着屋めぐってたら、まさにそういう格好したおっさん(!)が、黒地に金で自由の女神の総柄ついたジャケットみててうけた。