ドリルドリルドリルせんのかい

まいどおおきに。今日は晴れ、大阪は暑い。エースの座はゆずらへんで!NMB48本郷柚巴です!

今日は大阪出張。4:30に起きて始発で大阪へ向かう。予期せぬトラブルもあり仕事は難航、新大阪に戻ってきた頃には19時前であった。せっかくなので軽く大阪メシでも食べようと思い、新幹線は20時出発に設定。新大阪駅内でしかるべき場所を探す。551はすごい並びのため一度諦めて、シーキューブ?とかいうお菓子ブランドのお菓子をお土産に購入した後、新大阪駅1階の飲食フロアへ。ところが、金曜のディナータイムど真ん中で、どこのお店もすごい客入りである。それに、新大阪駅構内ながら飲食店の数がけっこうあるので、1店舗あたりの席数はかなり少なめ。俺は会社の先輩達と計3人のグループのため、うまく席に入ることができず、立ち尽くす。まずい、このままでは夕食難民になり、新幹線の中でよくわからないサンドイッチをかじることになる。もう少し新幹線の時間に余裕を持たせるべきだった。ここは逆転の発想である。幸い、新大阪内には、温かい551を売る店舗がある。いくら行列とはいえ、出来合いの豚まんを売るだけならそんなに待たないので、一度諦めた551に再び並び、4個入りを2つ購入。1つは明日の自分へのお土産だ。駅の待合室で食べたいのだが、新大阪はその利用者数に対して構内の待合室が小さい。仕方がないので、新幹線ホームのベンチに座ってかじりついたのだった。実にうまい。玉ねぎの甘さと肉の油。レモンサワーを飲んだけど、ビールの方が合うかもしれない。明日も食べるのが楽しみだ。

ところで、おととい、朝ごはんを食べないという話をしておいてなんだが、今日のような早朝からの出張の場合、新幹線の中で朝食をとることが多い。早起きしている場合、朝食をとるべき時間帯に、すでにそれなりの活動時間が経過しておりなんとなく食べる気になってることと、電車の中で駅弁を食べるという風雅を楽しめる機会はそう多くないことが理由だ。駅弁はたくさんの種類が置いてあるようだが、その実、選択肢はあまり多くないと感じている。要するに、魚か、肉か、なのだ。もう少し細分化するなら。魚なら2パターンで、マグロやイクラなどの生食の丼ものか、鯖寿司的なもの。肉なら、薄切り肉をすき焼き味にしたもの、カットステーキ、トンカツ弁当、あたりか。細かい盛り付けやバランスは色々あれど、概ねこんな感じのラインナップに収斂していくのではないか。しかし、多くの種類を眺めながら弁当売り場を回遊すると脳が活性化することが、MITの論文で発表されていたため、積極的に弁当売り場をほっつき歩きながら品定めをするのである。で、ある、が、結局買うのは崎陽軒シウマイ弁当なのだ。

シウマイ弁当はうまい。まず、駅弁において、中華を打ち出した駅弁は少ない。ひっきょう、魚か肉になってしまう駅弁界で、中華、しかもシウマイを打ち出す独自性がすでにその地位を担保している。そのメインテーマであるところのシウマイ自体、崎陽軒崎陽軒たらしめる、食べてすぐ崎陽軒とわかる美味しさがある。小ぶりで、塩味がしっかりきいた味付け、すこしそっけないようで、この堅苦しくない感じがまた嬉しい。醤油をつけてもつけなくても美味しいが、醤油をつけた方がおかずパワーが上がるので俺は基本的に醤油をかけてから食べ始める(辛子は嫌いなのでつけない)。しかし、このシウマイだけなら、シウマイ弁当は、一介の中華弁当にすぎなかった。シウマイ弁当の最大の魅力は、品数の多さである。シウマイ弁当の中には、ごはん、梅(たべない)、シウマイ、甘辛く煮たタケノコ、ぎしっと煮付けた魚、唐揚げ、卵焼き、かまぼこ、昆布の佃煮(たべない)、紅生姜(たべない)が入っている。このバラエティに富み、かつどれもが十分なクオリティに仕上がっているおかずたちの総合力が、俺にシウマイ弁当を買わせる。シウマイをひとつ食べるごとに、タケノコをたべてみる。そしてご飯、こんどはシウマイの前に唐揚げを食べ、かまぼこもいっちゃおう。ご飯、次こそシウマイ、そして魚と怒涛の追い込み、おっとタケノコが余らないように適度に挟みつつ、、、などと考えながら食べ進めるのが楽しいし、シウマイの中華味だけでなく、純和風な醤油味の煮物が食べられるところにもお得感がある。

そんなわけで、今日はたこ焼きとか串カツとかいった、直球の観光的な食事は少なかったし仕事終わりのゆったりとした時間もあまりとれなかったものの、シウマイ弁当と551を食べられたことで、ドローにまで持ち込めたと思っている。