ファンファンウィーヒザステーステー

晴れ。あつすぎ。こんばんは、ハニ・パムです。

先日、バスケの試合を見てきた。Bリーグの試合で、日本代表の河村選手も出場しており、彼が所属する横浜ビーなんとかというチームが勝利した。好プレーの連発で、チームの勝利に大きく貢献をしており、一流プレイヤーの仕事をみて感嘆したが、家に帰ればアイドルの道に大きな障害が立ちはだかった彼女のメンタルケアが待っていると思いながら見ていたので、若いのに大変だな、バスケに集中したいよな、と同情した(マジで余計なお世話)。バスケサポーター(ブースターというらしい)というのはやはりそれなりに熱を持った方も多いようで、大きな声援が飛び交っていた。俺はスポーツにマジで興味がなく、どこかなチーム、誰かの選手のファンというのにはなったことがないから、彼らがどんな気持ちで応援しているのかよくわからない。

俺はめちゃくちゃオタク気質なはずなのだけど、ファンというファンにはあまりなったことがないように思う。平沢進のファンクラブに入っていたことはあるが、平沢進自身への心酔みたいなものはあまりなく、チケットが優先的に取れるから入っていたみたいなところはある。それもいつのまにか抜けていたし、それ以外で、スポーツ、音楽その他でファンというファンになった記憶もない。ディズニーは確かによく通っているが、ファン?ファンなんだろうけど、キャラのグッズは買わないし、ぜんぜんパークにお金落としてない。ミニーのことは好きだけど、ファンというと、手紙を書いてきて渡したり、グリを延々ループしてたりする人のイメージだ(行き過ぎかもしれない)。その代わり色々と自分で調べて、その対象について"物知り"になろうとする努力はけっこうする。オタクとは必ずしもファンではないかもしれない。知らない大人同士が球をカゴに入れて勝ったの負けたのしても俺の人生になんの関係もないなあみたいな気分さえある。ただ、「しょーもないことによくみんな熱中できるなあ」みたいなニヒリズムを言いたいわけではない。やはり人間には、自分に全然関係ない他人に入り込んで、感情を起伏させる性質があるよな、と確信するわけである。たとえば善良な老人が、孫のために貯めていたお金を詐欺で盗まれたとする。俺はなにひとつ困らないのだが、やはり犯人に対して強い嫌悪感を抱く(いい人アピ)。同じように芸能人の不倫とかアイドルのフライデーとか、Twitterで見かけるヤバ人間エピなんかでも余裕でムカつく(台無し)のだけど、「自分に関係ないことでよく怒れるよな」みたいな冷笑ボーイを見ると「もう全てのアーティストとかスポーツ選手応援すなよカス」みたいな気もするわけである。俺は語り口は淡々としているように見えるかもしれないが、実はパッションの男であるゆえ。