はいさい!ここが私のアナザースカイ

晴れ。ずいぶんと冷えた。こんばんは、玉城ティナです。

先週は新婚旅行として沖縄に行っていたので、今日はその回顧録である。

新婚旅行という滅多にない機会なのに国内に甘んじたのは、劇的な円安により海外に行くハードルが高いことと、俺も女房も海外に対して強い欲求がなく私生活や物欲に金を回したいという方針をとったことによる。当初の予定では、10/4に出発して石垣島に2泊、10/6に那覇へ移動して1泊、10/7には帰京し、日曜日は1日休養にあてる予定だった。ところが出発日である10/4は石垣島に台風が近づいており、飛行機が飛ばないかも!という感じになっていた。かなり悩んだのだが、万が一飛行機が飛ばないとホテル代やらなにやらで莫大な損失が出るため、"無駄金を発生させない"ことを第一にした。10/4の出発を取りやめ、10/5から出発、石垣島那覇に1泊ずつ。3泊4日の日程を1日減らして2泊3日に変更した。10/4は旅行の代わりに、帝国ホテルのバイキングでランチをした(これは俺の希望である)。実は、この日の飛行機は無事に石垣島に着いたので、結果的には日程変更をする必要はなかったのだが、判断すべき段階では最善の選択をしたため、大きな悔いはない(最善の判断が、常に最善の結果になるわけではないため)。

10/5、いよいよ出発である。ところが飛行機のが1時間遅れ。石垣島に着いた頃には14時を過ぎていた。かなりメンタルを削られていたが、ホテルに着くとあまりのリゾート感に一気に回復する。

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ホテルの部屋は広く、中庭には実にchillなプールが設けられている。その向こうなら珊瑚礁広がる海。この中庭からビーチに抜けることができて、その光景もまたリゾート気分を高めてくれる。

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ビーチはそんなに人もいなくて大変ゆったりと過ごすことができた。そんなこんなで17時くらいになってしまったので徒歩で焼肉屋に向かう。石垣島といえば牛がうまいと聞いていたからだ。今回の旅は計画とかは全然していなかったので場当たり的に良さそうなお店を探して入ったのだが、けっこうな値段のお店で美味しかった。夜はとにかくホテルの中を行ったり来たり。ラウンジでコーヒーを飲んだり、プールの周りで寝転んでみたり、部屋に戻ってテラスでくつろいでみたり、BOSEBluetoothスピーカーも備え付けられていたので、ジャック・ジョンソンを流してそれっぽいムードに浸ってみたり、時間が許す限りホテルの空気を楽しもうと右往左往。

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翌朝は7時に起きて朝食前にビーチへ。もう楽しむために必死である。朝は人が少なくて、よりプライベート感があった。ヨガをしている人もいた。インストラクターがついていたのでホテルの企画だろうか。全くいろいろな商売があるものだ。広角レンズでそれっぽい写真を撮って楽しむ。

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朝食はバイキングだったけど、どの料理も適当な感じがしなくてよかった。卵料理はテーブルで頼んでサーブしてくれるというのも贅沢な感じがした。朝食後はチェックアウトまで部屋でchill。出ていくのが本当に名残惜しかったが、旅は進む。空港までのタクシーの運転手は面白かった。沖縄弁のつよいおじいで、おもしろ沖縄ジョークも炸裂させてくれた。台風が怖くて飛行機を替えた旨を話すと、「暴風域に入ったらだめだけど、強風域ならぜんぜんかじぇ(風)がないから200%飛ぶさ」と教えてくれた。昼頃に那覇に飛び、やちむん通りを散策する。やちむんとは沖縄の焼き物のことらしく、多くのうつわ屋さんが軒を連ねる。路地を入ると、何某とかいう名家の屋敷があり、登り窯も見ることができた。赤い瓦にシーサーといった沖縄らしい建築物が多く見られたのも楽しかった。

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ホテルにチェックインしてからは疲れて昼寝。夜は国際通りに飛び出して、沖縄県民大好物のステーキとブルーシールアイスを食べて寝た。

最終日は20時出発と遅い便のため時間はたっぷりあった。時間いっぱいでチェックアウトして、首里城へ向かう。守礼門は無事だが正殿は焼失して再建中。先述のタクシー運転手のおじい曰く「再建の様子の方がレア。出来上がったものを見ても、写真でみるのと一緒さ」とのこと。一理ある。

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そのあとは那覇市内の古着屋や米軍の払い下げ品を扱うお店を巡った。女房はナイキのシャカシャカを買っていた。お昼過ぎになり、いよいよやることがなくなる。那覇市街地は栄えてはいるものの、所詮は(失礼)いち地方都市、見るものといえば紅芋タルトとちんすこう、オリオンビールのTシャツを売る土産物やくらいである。それでも、他の地方ではすでに完全なシャッター街になっていてもおかしくない商店街が残っていたりして、持久力を感じる街並みであった。ここからビーチに行こうにも天気が少し悪いのと、バスやモノレールを乗り継ぎさらに徒歩20分もかけなければならないため萎え気味。美ら海水族館那覇から車で2時間もかかるため時間が足りない。足も疲れたのでスタバで休憩。俺が晩ご飯に行きたかったお店のオープンを待つ。

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ゴーヤチャンプルー、エビフライ、麩の天ぷら、ラフテー、大根とこんぶ、イナムルチ(白味噌の豚汁みたいなもの)、赤飯、もずく酢にミミガー。沖縄の土着感がある定食。こういうのが食べてみたかった。一説ではこのお店も随分と観光地化してしまったという話もあるから、この定食も"それ用"なのかもしれないが、お手製感のある味で満足したのでどちらでもよかった。あとは帰るだけなのだが、帰りの飛行機も20分遅れ。今回はとにかく飛行機運がなかった。

スケジュール全体の短縮はあったものの、中身としては充実した旅になった。特に石垣島は本当によかった。次回いくときはなるべくリゾート地での滞在時間を増やしたい。件のタクシーのおじいは「達人になるとホテルから出てこないんだよ」と言っていたし、その気持ちは大変よくわかる。ともかく、二人で初めてのリゾート旅行ができてそれ自体が良かったと思う。ここがわたしのアナザースカイ。