値上げはいや!

晴れ。そろそろ気温が落ちてくれないとまずい。こんばんは、桑島美空です。

昨年の秋ごろから円安が始まり、だいたい1年が経った。この1年は凄まじい勢いの値上げラッシュだった。自分がものを売る仕事をする前は、値上げというと「高くなるのかあ」というあっさりした感慨と、値上げの理由を示した紙を見ながらの「すごい謝ってるなあ」という違和感だった。前者の感慨は、基本的に世の中のものは少しずつ値上がりしていくのだというよくわからない感覚を持っていたからで、後者の方は原材料が上がれば値段が上がるのは当然なのだから理解を得る必要などないのでは?と思っていたからだ。ここのところの値上げラッシュに対する反応を見ると、「仕方ない」というのはあまりなく、「庶民を見捨てた」とか「企業努力が足りない」「儲けようとしている」みたいなリアクションが多く、だからあんなに長々と値上げの理由を書く必要があったのか、と得心がいった。

値上げしてみて各企業はどうだったのかというと、本当により儲かった企業というのもあるだろうが、横ばいから微減ぐらいになっている企業も多い(俺は何も調べないでこう書いている。完全に俺の主観、なんの客観性もない)。売上というのは、(一人の客が買う金額)×(客の数)で決まる。値上げしているから金額は増えているが、お客さんの数が減っている。金額が増えているから多少お客さんの数が減ってもトータルでプラスになる場合はある。オリエンタルランドとかはそうだろう。ユニクロも、客数が96%になっているが、単価が110%超えているので合わせ技でプラスになっている。これが仮に、客数が94%、単価が104%だとしよう。そうすると売上は97.7%。ユニクロよりも値上げ率を抑えていても、お客さんがその値上げ率に納得いかなければ売上は落ちる。そもそも賃金が上がらない中で、消費者は金がない、使えるお金に限りがある。そうするとより安心安全な方向にお金を使おうとする。より知名度、ブランド力のあるところへ使われると、その他の店では使われなくなるから、値上げを抑えてもお客さんは増えない。厳しいね〜〜〜

何が言いたいかというと、「値上げしてよかった!」と思ってる企業はあんまりないと思う。オリエンタルランドはマジで良かったと思ってるかもしれないけど。可能であれば今まで通りやりたい。今まで通りやりながら、時々新しいものを出す。それがいちばん楽だし支持もされるから。もう〜〜〜〜〜賃上げしかない、のだが、売上があがらないと企業は賃金をあげられないのも事実。賃金が上がらないまま、売上をより上げるための努力を各企業が行ない、消費者がそれについてこないと日本の未来はない。マジで。そんなふうにおもってます。