晴れ。あつすぎる。30過ぎて汗が臭い。こんばんは、キム・ミンジです。
俺は三兄弟の次男なのだが、我が三兄弟はみなゲーム好きだ。兄貴がスーファミを家に導入し、ドンキーコングとかヨッシーストーリーとか魔装機神とかをよくやっていた。兄貴はやり込み勢で、隠しステージとかを見つけて、とにかく完全にやりきることに情熱を向けていた。「隠しは全部自分でみつけた」と言っていたが本当かはわからない。ただ、ネットのない当時なので今ほど簡単ではなかっただろう。さて、兄弟がいると一人用ゲームだけをやっていては弟である俺は不満なわけで、そのうち複数人対応のゲームが導入された。ボンバーマンと桃鉄、そして格闘ゲームだった。当時は幽遊白書の格ゲーがあったと思う。そこで俺は兄貴に格ゲーを仕込まれた。波動拳コマンドのやり方、コンボのやり方など。20年以上前の話だ。その後、我が家のハードはファミコンからプレステに移行した。ボンバーマンも桃鉄も新しいソフトは買わなかったが、格ゲーはストリートファイターZERO3が導入された。そんなわけで、俺は格ゲーをかれこれ20年くらいやってる。マブカプもギルティギアも軽くやった。鉄拳やバーチャはやったことがないけど、月華の剣士とか餓狼MOWとか謎タイトルもやったことがある。特にやっていたのはストリートファイターで、最近はストリートファイター6が発売されたのでそれをやっている。
この"6"の盛り上がりが本当にすごい。これまで格ゲーといえば、「好きなやつだけがやっているジャンル」だった。"4"が発売されてからネットでの配信が盛んになり、ニコ生とかYouTubeでうっかり試合を見た人が始めることはあっても、いちばん数字を取れるのはApexとかのシューティング系だったような気がする。ところが"6"では、今をときめく大手のVtuberたちがこぞってプレイをしており、続々と新規プレーヤーも増えている。ストリートファイターの対戦システムを抜本的に変えた簡易入力モードがあるのが大きいのかもしれないが、とにかくすごい勢いだ。YouTubeには、あらゆるキャラのあらゆるコンボや対策の動画がじゃぶじゃぶと溢れている。こんなことはなかった。俺はずっとプロゲーマーの対戦動画を見ながらコンボとかを真似をしていたから、こんなにもプレーヤーに開かれた格ゲーの世界は初めて見た。本当に喜ばしい。
ところで、俺は20年もやってるわりに格ゲーはぜんぜんうまくない。中級者のやや上？くらいで、いまはうっかり上級者グループにいるため毎日負け越している。ネットで見知らぬプレーヤーと対戦して負け続けるとストレスがたまってくる。こんなにストレスを溜めてまでゲームをやるべきなのか悩むくらいにイライラしてくるのだが、実はイラつかないやり方もある。知ってる人間と戦うのだ。知ってる人間と対戦するとイラつかない。相手を知っているからだ。何連敗しても相手に好意的な感情があるとなんとなくイライラしないものだ。何が言いたいかというと、フォロワー、格ゲーをやろう。最初は大変だと思う。でも動かせるようになると、勝てるようになると楽しい。格ゲーが他のゲームと違うのは、かなりの短期スパンでゲームから刺激がもらえることだ。勝ち、負け、再試合が短期間にあるから、ささっと遊んで楽しい。それならFPSでいいのではという話もあるが、そうかもしれない。でも俺はFPSができない(猛烈に画面酔いするため)から、格ゲーをやるんだ。いいね、君たちをスト6を始めよう。バトルハブで待ってるよ。
