欲ゆえに死ぬならば

さむい!昨日はもっと寒かった!こんばんは、キム・チェウォンです。ルセラフィム日本デビューおめでとう。

これくらい寒いとようやくヘビーアウターを着ようという気分になる。というかようやく着られるという感じだ。俺はダウンものを持っていなかった。これはいい機会と思ってennoyの中綿シリーズに抽選応募したものの全滅、しくしくと古着のエルエルビーンのダウン(化繊)を買ったのである。こういうアウトドア系の中綿アウターは久しぶりに着るが、やはり暖かく柔らかく、ポケットもたくさんあって大変良い。やはり次の冬はちゃんとヘビーアウターを買おう。アウトドアものは今回買ったエルエルビーンに任せるとして、ウールものが欲しくなってくる。ピーコートとかダッフルコートとか。ダッフルコートはかなり迷ったのだが、あと一歩手が伸びなかった。ピーコートも欲しいが意外とサイズが小さい作りなのでデブには辛いつくりである。あと、ピーコートは、当たり前ながらネイビーが多いのだが、デニムにネイビーを合わせるのがあんまり好きじゃないのでブラックのものがほしい。ラベンハムとかマッキントッシュとかのイギリス流キルティングも悪くない。ウールじゃないけど。

俺はミニマリストにはなれそうもない。憧れもないが、あまりにモノが多いのでもっと少なくてもいいなとは思う。モノによって煩わしい思いをしたくないというのがミニマリストの主だった思想の一つなようだが、モノによる煩わしさは人間の文化的豊かさの一側面だとも思っているので、俺は毎日着る服や寝るもの食べるもので大いに悩んでいたい、欲の渦に身を任せていたい。そういえば、食事についての頓着があまりない人もよくいる。なんでもいい、最悪食べなくてもいいのだと。それもまた俺には辿り着けない境地である。俺は食べることは大好きで、それは手段ではなく目的である。なんなら腹が減ってなくても食べたければ食べる。結果として太りに太り、もはやその辺に売っている服は入らなくなってしまい、大きいサイズを探して通販をする羽目になっている。

それにしても、欲を満たすには金がかかる。服を売って服を買い、靴を売って靴を買う生活である。アリとキリギリスならだんぜんキリギリスの俺なので、冬が来たらさっさと死んでゆく所存ではある。