イカオクラ

雨のち曇りのち晴れ、いいかんじ。こんばんは、茜さやです。

きょうは初めてはま寿司にいった。仕事終わりに近くにあったからだ。俺は寿司が割と好きだが、食べる機会は少ない。ワサビが嫌いだからだ。おっと、そのガリが挟まった汚い口を閉じろ、こう言おうとしているだろう、「ワサビが食べられないのに寿司の美味しさがわかるのか」と。それは君たちの思い上がりで、俺の世界には初めからワサビの美味しさという概念は存在していないし、その世界において寿司の美味しさを感じている。俺が嫌いだと言っているのだから、もはや超克しようのない問いをゴチャゴチャと並べたてるのはやめたまえ。ともかく、俺はワサビが苦手なので寿司を積極的には食べない。ところが最近の回転寿司ときたら、初めからすべてワサビ抜きだというではないか。それを知ったのはここ2〜3年くらいのことだが、以降、ときどき回転寿司屋さんにいって寿司を食べている。俺のメイン活動エリアである川崎には、駅の近くにスシローがあるが、トイストーリーマニアくらい混んでるので、欲求とのタイミングがズレやすく、やはり食べるのはときどき、になるわけだ。

そして冒頭に戻るが、今日は仕事終わりの場所の近くにはま寿司があり、時間帯も早めだったから空いていたので入ってみた。システムはよくわかっていなかったが、スシローで培った実力をもってすれば問題なかろうとたかをくくっていた。入り口には発券機があり、人数と席の希望を入力する。ふんふん、知ってるぞ、スシローもそうだからだ。涼しい顔とでかい腹をアピールしながらチケットを発券する。即座に自分の番号が呼ばれる。よしよし、そしたらスタッフの人が呼びにくるから席に案内してもら、、、、、えない。○○番のお客様ですかー?がない。店内では俺の番号の呼び出しが流れ続けており、それによると、発券機の前まで来いとのことだ。既にいる、たぶん。発券機の前に。さっき俺が操作したこれを発券機と呼ぶのならば・・・。ピンときた。この発券機で追加の操作をするのだ。きっとそう、例えばほら、さっき発行したチケットにQRコードが、、、ない。機械に読み込ませるようなコードは何も記載されていない。発券機を見ると、俺の番号が映し出されている。何かをするのだというのはわかった。0〜9までの番号のボタンが映されている。これを押すのだということもわかった。ためしに呼び出し番号を押してみるが、どうにもならない。止まらないアナウンス、「いらっしゃらなければ、次のお客さまを呼びます」とまで言っているではないか。穏やかな機械音声のくせに容赦がない。うろたえる。小刻みに右往左往する。31歳、体重はもうすぐ90kgに達しようとしているが、なにもできずはま寿司で半泣き。するとレジをしていたおねいさんが「チケットに書かれているパスワードを入力してくださーい!!!!」といらつきながら教えてくれた。ごめんねおねいさん、、、チケットを見ると、"9"と書かれてあった。パスワードというと短くても4桁程度と思っていたが、まさか単品とは思わなんだ。パスワードを入力すると、席番号が書かれたチケットが再度発券され、自ら席へ。はーーーよかった。入店一つでこのざまである。なんだ、隣のおっさんタバコ臭えな、、、

注文はタッチパネルで行う。よしよし、スシローでやったことあるぞ。これは順調。頼んだネタが近づいてくるとパネルからチャイムが鳴って教えてくれるのだが、スシローのように、席ごとに皿の色が決まっているわけではないので、いまここに運ばれてきたヤリイカが俺のヤリイカなのかはかなり怪しい。さらに言うと、この皿が本当にそのネタなのか、パネルの写真と実物は概して差があるものなので、本当に取っていいのか強めの逡巡がある。恐る恐る皿を取りつつ、まぁ俺のじゃなくても会計は俺だしと思いつつ、10皿くらいたべたのかしら。1500円くらいの会計で店を後にした。また一つ新しいことできました。