人には人の

あめ。その割に寒くない。こんばんは、土屋太鳳です。

全く仕事がうまくいかないし、なにか判断があやしい。そんなの間違える?みたいなのを間違えていたりして、仕事が通常のペースに戻るやいなや早速疲れを感じる。かなりめんどいし全てをやめたくなってる。仕事に対して後ろ向きな気分になってくると、去年の夏の苦しい転職活動と、その末に現職に留まったことを思い出す。あの判断は本当に正しかったのだろうか。わからない。内定が出てた企業にいけば、向こう何年かで数百万円の収入減が発生したことは間違いないし、生活水準も下がっただろう。そのことと、転職先の仕事とを天秤にかけた結果ではあったのだが、、、、とはいえ、小売の仕事は気楽である。なにせ誰も困らない。そりゃ、ビジネスなので働いている側は人生賭けてやってはいるが、なにかヘマをしたところで会社の数字がちょっと悪くなるだけ、他人の人生にはなにも影響しない。俺が売上を落としたところで誰の日常も変わらないし困りもしない。仕事の量は(弊社の場合)めちゃくちゃ多いしブラック寄りかもしれないが、なにせ他人に迷惑がかからない。それは楽ちんかもなぁと気休めを思ったりする。

時々こんなふうに思う。お金なんてこの世には無かったもの。人間社会が作り出した架空の価値であり、俺たちは自分で勝手に作ったルールで勝手に苦しんでいる。売上が昨年よりいいとか悪いとか、予算の何%だとか、そんなのは自分でこしらえた手錠。誇れるものなんて名前と誕生日とキュートな指紋さえあれば十分だってBUMP OF CHICKENも言ってる。見よ、動物たちを。彼らは自由気ままに・・・・気ままに・・・・と毎回ここまで考えて、この子供っぽい現実逃避は終わる。動物は強い。毛皮があり、鋭い爪と牙、肉を生で食べても腹を壊さない。俺たちは人間社会から脱する自由がある。人間のルールに捉われず生きる自由は確かにあるが、その先にあるのは真のサバイバル。それができるのか?おれに、、、ぶくぶくと太ったうえに美味しいものじゃないと食べたくないこのおれに、、、はぁ、仕方ない。人間社会をやってくしかないのか、、、とがっくりしながら明日も電車に乗るのである。